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2021年3月4日木曜日

法定相続情報一覧図の費用

 相続の手続きには、相続証明書(戸籍・除籍・改製原戸籍等)が必要です。これが、かなりの通数になることも多く、銀行、信金、郵便局、登記、税務申告、証券会社…合わせて何通要るのか?このような問題が頻繁に起こっておりました。

平成29年5月頃より、これを一枚の相続図にまとめて法務局が証明するという制度です。使い方によってはかなり便利です。


〖基本費用〗
  • 1件につき、18,000円~

〖主な加算項目〗
  • 相続人の数
  • 戸籍等の取得通数

〖主な減額項目〗
  • 相続登記等と併せて一緒に作る場合

〖主な実費〗
  • 戸籍代

〖コメント〗
  • 法務局に何通請求しても、費用は変わりません。印紙代も不要です。相続図の書き方が特殊であることを除けば良い制度であると思います。

2021年2月28日日曜日

相続登記の費用

不動産の名義人がお亡くなりになられた場合、登記簿の「名義変更」を致します。一般的に『相続登記』と言われています。

〖基本費用〗
  • 登記1件につき、45,000円~

〖主な加算項目〗
  • 遺産分割協議書作成
  • 相続関係説明図作成
  • 相続人調査・相続人の数
  • 戸籍集めなどの証明書取得通数
  • 不動産の数

〖主な減額項目〗
  • 関連する相続関係で取得する名義人が複数、登記件数が複数
  • 例)父死亡➡母が取得する不動産と兄が取得する不動産がある場合、2件の登記が必要であるが、45,000円×2とせず、1件当たりにつき減額

〖実費〗
  • 固定資産税評価額×4/1000の登録免許税(印紙代)+戸籍・原戸籍・除籍代+役所等への郵送料+登記簿謄本代など

〖コメント〗
  • 司法書士業務のなかで、相続登記は最も費用を立てづらい業務の一つです。先代、先々代の名義が残っている、場所はよくわからないがとにかく不動産の数がいっぱいある、相続関係が広がり相続人がたくさん居る、相続人と音信不通であり連絡できない、などのように様々なケースがあり、費用も変わります。

  • 舞鶴市近郊の標準的な相続登記費用(司法書士報酬額)は、例えば、被相続人1人、相続人の数2~3人、不動産が自宅土地建物のような一般的なケース(特別な事情がないケース)で、戸籍集め・相続関係説明図作成・遺産分割協議書作成・登記簿調査など相続登記一式をご依頼の場合、実費を除き5~10万円くらいがこの地域の相場と思います。

  • 費用も大事ですが、先代やご家族の大切な財産を守ることが何よりも重要です。当事者との接し方ひとつで話がこじれてしまうケースも少なくありません。費用はさておき、信頼できる専門家にご依頼されることをおすすめいたします。